「―だいたいお前はなぁ…」

ハッターのお説教モードに
チェシャは
ちょっとふくれてる



「前にもあったが、
すぐ感情的になって
かってに怒って
かってにどっかに行って…」



「あーもぅ!わかったってば!
昔のことなんてもういいじゃん!
いい加減忘れろよ!」


「いや。まだ他にもあるぞ。
例えば…」


「……アリス逃げよう!!」

チェシャは私の手をとり
走りだす


「えぇ!?私、関係な…」


「おい、馬鹿猫!!」