「―仲直りしたのか。」


振り替えるとそこには
木にもたれている

ハッターがいた


「うん。」


「―そうか、安心した
二人があんなふうでは
先が思いやられるからな」

ふっ、と少し馬鹿にしたように
けれど、どこか安心したふうに
ハッターは笑った


「ご迷惑おかけしましたー」

「そうだな。
アリスもアリスだと思うが
チェシャもチェシャだ。
お前はあんな風に
感情的になるべきではない。」

「わかってますー。」