「…う、うん。」


チェシャにつれられ
夜空のよく見える場所に行った


近くにあった切り株に
腰をおろす

隣ではなくて

背中を合わせた状態で


昼のこと、謝らなくちゃ

つい感情的になって…


『ごめん!』


「…え?」


「…あ。」



声がハモった


「な、なんで
チェシャが謝るのよ」


「いや。だって俺が…」


「あれは…
私が言い過ぎた、というか…
チェシャのことなにも
考えてなかったから」


「違うよ!
アリスの言ってたことは
本当のことだし…」