「…それも…そうだな
城まで遠いし…
明日、明後日には出発しよう。」



「…お城って遠いの?」



「まぁな。
何十日か歩かなければ
いけない」


「へぇ…」


バサバサッ!


いきなり背後の木から
一羽の鴉が飛んでいった


びっくりしたぁ…


ハッターを見ると
鴉を見ながら

あれは…と呟いていた