恋の病


食べてそう時間もかからない内に次々と美味しいという言葉が口をついて出てくる。

仲直り記念、やっぱりここで良かった。良かった。

一口、二口と食べる。

何故か、美味しいものを食べる時って無言になる。今がその時だった。

無言になりたいって思ってなってるつもりは無いのにどんどんケーキとセットで言葉を食べてゆく様。

あたしは檸檬ティーにはあまり手をつけず、ケーキを食べる事に集中していた。でも、ガブガブと早食いって訳でも無い。

一口がデカイから、なるべく小さくしてお上品っぽく食べてる。

ふんわりモチモチって弾力があったかと思えば生クリームで後味美味い。

久しぶりに来た事もあってつい大きな声で美味しいを繰り返すあたしを、大袈裟よ。と滅多に見た事ない照れた表情で言う美帆さんに親近感が湧いた。

けれど親近感よりも、驚きに真由と顔を見合わせた。