恋の病


「ごゆっくり。」上品な笑顔、というより微笑みを残して、カウンターへと帰っていった。

「わぁ~美味しそ!!」

とりあえずケーキ食べながら言えばいいや。お腹空いてるし。
「佳奈、で、話は?さっき何か言いたげだった」

「ま、ちょっと待って。あたしから言っといて悪いんだけど、ケーキ食べてから!そうしょ?」
「佳奈が良いなら良いけど?―――だけど気になるね」

ベリー三色ケーキは名の通り、木苺、苺、さくらんぼのベリーを使った、ケーキ。

桜色したスポンジの段は可愛過ぎる。めっちゃ「女の子」って主張してる感じがする。

その桜色のケーキの隣には透き通った金色の檸檬ティー。その日その日で美帆さんが選んでくれたカップに注がれる。

今日はちっちゃい若草色のクローバーが散りばめてあるティーカップ。ポットも若草色の細かなラインがさりげなく入った白磁。

注ぐと檸檬の良い匂いが甘く香って自然と笑顔になる。

クローバーが金色に浮かんで綺麗。

「いただきます!!」

早速ケーキを食べた。ほんわりしてヤバイって。生クリームたっぷり。

「美味し~~!!」

「ほんと、うまッッ!」