恋の病

「なぁ、お前よくそんな続くな―。感心する」

ヘラヘラ笑っている圭。

少しは危機感持てよ。そう言おうかと思ったがやっぱり止めた。圭は言ってもいつもこういう風に言うと、軽く受け流してしまうだけだからだ。

真面目に取り合おうとしない。それが俺の苦手な圭の部分。

でも俺も偉そうに人の悪口言ってる暇もないけど。

まあ、とにかく時間は無いんだ。早く次のページに進まなくては。焦りが先に出てしまう。

「んなことねぇよ、焦ってんだよ俺も。」

「何言ってんだよ、まめに勉強してだろ―!俺にも教えて!」
手を合わせて拝むポーズをする圭。

呆れながらも、嫌だと断る。

少しぐらい教えても良いだろ―?と言いながらふて腐れながらも、諦めたのか体をくるっと反転させ、自分の席へと戻っていった。

―――やれやれ。あいつ大丈夫かよ。来年受験なのわかってんのか?

部活で疲れて家でも学校でも勉強に身が入ってないから偉そうに人の事言えないけど。

中途半端な部分ばかりだ。
だからこの少しの休憩時間でも勉強しなきゃな。


もうすぐテストが始まる。