「「いただきまーす」」
「「…いただきます」」
「いただきます」
初めがお母さんと実咲。二番目が私と潤。最後が藤臣だ。
潤が藤臣を気にしながら私の腕を肘でつついた。
『…何』
「何これ。何で姉ちゃんとこの王子がウチにいんの?」
『成り行きよ。あと王子なんて言わないで。腹立つから』
「…………」
呆気にとられる潤を無視してキンピラを口に放り込んだ。
「藤臣君、おかわりもあるから遠慮しないでね」
「ありがとうございます」
「え、マジで何なんだよ。何で母さん仲良くなってんの」
「みひゃきも なふぁよふぃだもん!」
『実咲、食べながら喋らない』
味噌汁を飲んでから、またキンピラに手を伸ばそうとした時、視線を感じた。
そちらを見ると、藤臣がじーっと私の手元を見ている。
『…何見とれてるのよ』
「見とれてるって自分で言うのかよ」
『潤 うるさい』
「…あの、」
藤臣は言いにくそうにしながら、形の良い唇を動かした。
「これ、何ですか?」
藤臣が指差したのは紛れもなく、今私が食べようとしていたもの。
何って、そりゃあ、
「「「きんぴらごぼう」」」
私以外の3人は声を揃えた。
見りゃわかるでしょ。ゴボウとニンジンが細切りで混ざってるんだから。
きんぴらごぼう以外の何物でもないわ。
「き…きんぴらごぼう…?」
「口に合わなかったかしら」
「いえ!そういうわけじゃなくて…ただ、初めて見たので…」
『はあ!?』
思わず声を上げた。
キンピラを初めて見た!?
私はそんな奴を初めて見たわよ!
「ふじおみ キンピラ知らないのー?もしかしてバカ?」
「こら実咲ちゃん!」
藤臣は学校でトップ3に入る秀才だ。
それを知る私でさえ思った。こいつはバカかもしれない。
「「…いただきます」」
「いただきます」
初めがお母さんと実咲。二番目が私と潤。最後が藤臣だ。
潤が藤臣を気にしながら私の腕を肘でつついた。
『…何』
「何これ。何で姉ちゃんとこの王子がウチにいんの?」
『成り行きよ。あと王子なんて言わないで。腹立つから』
「…………」
呆気にとられる潤を無視してキンピラを口に放り込んだ。
「藤臣君、おかわりもあるから遠慮しないでね」
「ありがとうございます」
「え、マジで何なんだよ。何で母さん仲良くなってんの」
「みひゃきも なふぁよふぃだもん!」
『実咲、食べながら喋らない』
味噌汁を飲んでから、またキンピラに手を伸ばそうとした時、視線を感じた。
そちらを見ると、藤臣がじーっと私の手元を見ている。
『…何見とれてるのよ』
「見とれてるって自分で言うのかよ」
『潤 うるさい』
「…あの、」
藤臣は言いにくそうにしながら、形の良い唇を動かした。
「これ、何ですか?」
藤臣が指差したのは紛れもなく、今私が食べようとしていたもの。
何って、そりゃあ、
「「「きんぴらごぼう」」」
私以外の3人は声を揃えた。
見りゃわかるでしょ。ゴボウとニンジンが細切りで混ざってるんだから。
きんぴらごぼう以外の何物でもないわ。
「き…きんぴらごぼう…?」
「口に合わなかったかしら」
「いえ!そういうわけじゃなくて…ただ、初めて見たので…」
『はあ!?』
思わず声を上げた。
キンピラを初めて見た!?
私はそんな奴を初めて見たわよ!
「ふじおみ キンピラ知らないのー?もしかしてバカ?」
「こら実咲ちゃん!」
藤臣は学校でトップ3に入る秀才だ。
それを知る私でさえ思った。こいつはバカかもしれない。
