*クリスマスのキセキ*

「ぼちぼち、終電の時間じゃない?」



 聖也の問いかけに、答えたくなかった。



「帰りたくない」



 聖也のおっきな澄んだ瞳を見つめて言った。



「僕も……



だめだよ。



明日学校でしょ?」



 聖也はクシャっと笑った。



確かに……



テスト前の山教えてくれる、大事な授業……。



「聖也が消えたら困るし」



「大丈夫、あと少し」



 さえぎるように、聖也は言った。