*クリスマスのキセキ*

「大丈夫か?」



 聖也があたしを抱き起こした。



優しさにふわりと包まれた。



その聖也を今度は、瑛斗の蹴りが直撃する。



それでも、聖也は何度でも瑛斗に向かってく。



聖也と瑛斗はもみ合いになって、傷だらけの顔で戦ってる。



何度止めに入っても、振り払われてしまう。



そのうち、倒れ込んだ聖也の首に、瑛斗の手がかけられて、首を絞め始めた。



聖也はもがき苦しんでる。