「っい゛だあ゛」



 痛っ!!



 イジメ? きついって…。



「あはははは!」



 聖也はめっちゃ笑ってる。



「手加減してって〜」



 あたしも、顔を歪めながらも笑った。



 足・首・体側・肩・背中・アキレス腱……全身をほぐしてく。



「気持ちイイくらいでいいと思う。



痛いくらいだと、やりすぎだと思う」



 さっきは、痛くしてきたのに、そんなことを聖也は言った。



軽くすでに汗ばんできた。