俺は、再びため息をついた。これからこいつをどう導いていくのか、考えなくちゃならない。


そんなの面倒だし、俺は単なる一生徒の未来になんて興味が持てなかった。


そんなことをぐるぐる考えていると、突如訪れる睡魔。


俺はあくびをしながら、すやすやと里歌が眠るベッドに潜り込む。目を閉じ、気づいたら朝になっていた。


隣に、里歌はいない。