すごく長い時間キスをしていたような気がする。



キスを終えた後、ミノがあたしを抱きしめた。



「ずっとキスしたかった…」



ミノのTシャツ越しに、ミノの早い鼓動が聞こえてくる。



「ホントはもっと色んなことしたいんだけど」



?!



「今日は我慢しておく」



見上げるとミノがにやりと笑っていた。



玄関まであたしを送り届けると、傘をさして走っていった。