「いてーよ、ナツ〜」



彼の頬には手の痕が、うっすらと赤く残っていた。




その犯人はあたしですけど…




「なっちゃんてば、相変わらず容赦なさすぎ…」



同情たっぷりの目で、174センチの桜子が彼を見上げて言った。



「だって、人前でいちゃつくのイヤだって言ってるのに抱きついてくるんだもん!!」



あたし反省する気ありません!