Rainy Days

「き…聞こえてたんでしょ?」



目をそらしたいのに、顔を押さえられてて、そらせない…



「聞こえた…ような気がするけど…間違ってたら困るし」



やめてよ…



もう、いっぱいいっぱいなんだから…



いじめないでよ…



また涙が溢れてくる。



「な…ナツ!それは反則だぞ!!」



ミノがまた慌てる。



でも…



手は離してくれない。