近藤君との帰り道--
「そういえば近藤君の家ってどの辺なの?」
「俺んちは…ここっ!」
そう言って近藤君が指差したのは
あたしの家の隣の家
「ここ!?!?」
「うんっ」
「あたし隣の家なんだけど…」
「そうなのか!よろしくなあき♪」
「う、うん」
家に帰っても驚きはまだ続いた
自分の部屋に戻り
着替えようとしてふと窓の外を見ると
目の前の家の窓…
つまり近藤君の家の窓から
近藤君の姿が見えたのだ
そして住宅街に建つこの家は
隣の家との距離が近いため
あたしの部屋と近藤君の部屋は
簡単に行き来ができてしまう距離にあった
あたしはこれから
こんな近くに同級生の男がいて
どーすればいーんだー!!!
、
