小さい彼氏君◇


「ぷっ…」

少し照れくさそうに
そうあたしに言ってきた近藤君に
ついふきだしてしまった

「おいっ!笑うなよ」

「ごめん!でもなんか変なとこに
こだわりあるんだなーと思って」

「いーだろ別に…んで、教えてくれるの?
くれないの?どっち」

少しすねたように聞く近藤君が
なんだかかわいかった

「もちろん!いーよっ♪」



キーンコーンカーンコーン--

下校時刻を告げるチャイムが
学校に響き渡る

「もうこんな時間か」

「そうだね、帰ろうか」

「あきは健吾と帰るのか?」

「いや、今日は一緒には帰らないょ」

「じゃあ一緒に帰ろうぜ!」

「うんっ」