「どいてください!」
先頭の男がドンと少女を押し倒す。
もちろん少女は吹き飛ばされ、バチャンと水に潜ってしまった。
男たちは少年に掴みかかる。
「や…やめてよ!!どうして?!どうしてなの?!」
バチャバチャと少年に近寄っていく。
水がとても邪魔でなかなか進めない。
「この男はあなたのお父さんが処分する。邪魔をしないでください」
そう言って少年を掴んだ。
「やめて!!あんな親父のことなんて…いうこと聞かないで!!」
小さな少女の声は、誰にも届かない。
もはや、親父の人形化してる男たち。
少女の声に耳一つかさない。
「ねえ!!少年!!起きてよ!!ねえ!!」
少女は必死に叫ぶ。
すると少年の口が…
動いた気がした。

