ブラッツ




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「げ」


目の前にはベットに寝ている、とても無防備な少女。


おいーおいー…

俺を男扱いしてくれてもいいじゃんかー…


きっと、この女は俺のことを男だと思っていないだろう。

…じゃなかったら警戒するはずだもんさ。


ちょっと悲しくなる少年だったり。



「げげげ!」

机の上にはキラリと光に反射した真っ黒な〝銃〟


はい出ましたー。

鉄砲!


少年はそっとソレに触れてみる。


案外軽い。

なんだか不思議な感じがした。



俺、銃持っちゃってるよ…


一生に一度の経験が、この一日、いや半日にありすぎだと思う。