ブラッツ




あー…

オーライオーライ♪



すくっと立ち上がり、ベットの上でジャンプする。

ふっかふかのベットはぶわんぶわんと動く。



「わきゃー♪」

とても20代とは思えない行動。






「なにしてんのよ」






少年はピタっと静止。


ギギギギギと、壊れたロボットのように首を声の方へと向ける。


「あ…はは…」


バスローブ姿の少女が変な物でも見るような目で見つめている。



少女は、はあーと息を吐き、

「あんたもさっさと入ってくれば?明日朝早いから」


それだけ言うと、ガシガシと髪を拭きながらソファに腰掛ける。

ピピピと手当たりしだいにチャンネルを回していく。



…はいはい。

入ってきますともさ。


しゅん、とテンションガタ落ち。


静かに風呂場へと向かった。