ほんとに午前中だけ出て病院に行った。






今日も起きてない桃華。





お前、まじでいつ起きんの?







ずっと桃華の横にいるけど、時間が来たら帰される。







「ただいま。」

「蓮…。起きなかったか。」

「あぁ。」






午前中か午後、どっちか学校に出てどっちか病院に行く生活を二週間くらい続けた。







さすがに焦りが増す。






なんとかしてやりたけど俺じゃ無理。







「お前起きなかったら俺どーすんだよ…。」

「ん…。」

「は?今…声…」






慌てて医者を呼ぶ。





医者が呼びかけると、桃華はゆっくり目を開けた。