超能力学園

蓮が手を引いてくれてなんとか進める。




いやだ。




こんな弱い自分は嫌いなのに…。







蓮はなにも言わずにあたしの部屋まで手を引いてきてくれた。






「ありがと、蓮…。あ、ごめんね!イヤな思いさせちゃって…。」

「桃華が悪い訳じゃないだろ。」

「そうだよね…。あ…えっと…ほら!前に話したことあるでしょ?昔の…。」

「もういいから。俺の前でも強がらなくていい。」

「強がってなんか…」

「俺ここにいるから。」





ほんとに蓮はずるいよね。




優しさがずるいよ。




そんなこと言われたら泣いちゃうよ…。






「うっ…」

「バカ。」





蓮があたしを抱きしめてくれて、あたしは泣けるだけ泣いた。




ずっと抱きしめてくれた…。





こんなあたしは、蓮にしか見せられないね…。