先生。わたし。

教室の前に着き、ドアを開ける…

ガラガラガラ…

一斉に、わたしを注目。

本当…
こういうのは
苦手。


わたしは、早歩きで
黒板へ向かい、自分の席を確認。

見つけると
急いで座った。


わたしは別に、おとなしい分類に入る訳ではない。

ただ、
注目を受けるのが苦手なだけ。


【はぁ-】と
ため息を
ついていると、誰かが声をかけて来た。

【おぉ-、芽依ぢゃん!!】

【えぇッ!??】

と、顔をあげると

小5まで小学校が
一緒だった、

【高橋 遥奈(たかはし はるな)】が立っていた。

わたしは1回
親の都合で
転校しているのだ。