あなたの傍で…

麗央Side

あ。桃のやつがクラスの子と話してる。


よかった。楽しそうで。


てかアイツ顔色悪くねぇか?


大丈夫なのかよ。


俺は不安で試合中も時々桃に目をやった。


―バタン


音のしたほうに目を向けた瞬間、俺は心臓が止まりそうになった。


桃が…倒れてる。


俺は試合なんかどうでもよくなって女子が集まっているところへ向かった。


「桃っ!」


「麗央くんがなんで?」


一人の女が俺の腕に触れた。


「触んなっ!」


「あっ…ごめんなさい。」


すると先生が尋常ではない雰囲気を察したのは近寄ってきた。


「おいっ相田どうした?」


「先生。俺が保健室まで運びます。」


「そうか。頼んだぞ。」


そういって俺は桃を抱き上げ体育館を後にした。