「おいっ。桃に触んな。」
「はぁー?桃はあたしのなんだけど?」
「俺のなんだけど。」
毎日のように2人の言い争いが始まった。
「ちょっ…2人とも!。」
「桃、あんたこんな男に騙されちゃいけないわよー。」
「え?」
「は?騙してねぇよ。てか桃から離れろよ。」
―キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
麗央は眉間にシワを寄せたまま自分の席へ戻った。
「一時間目は体育かー。」
真実ちゃんはいつものようにダルそうだった。
「たしか男子と合同だったよね?」
「えー?もっとヤダー。」
「なんで?」
「だって桃…麗央くんがいるじゃない。」
「だ・か・ら!いいんじゃん。」
男子と合同になるたびに私は幸せだった。
「桃は麗央くんの味方なんだー。」
「え?そんなんじゃないよ。」
ちょっと真実ちゃんは不機嫌。


