あなたの傍で…


学校にも行かなくなった。


毎日のように真実ちゃんや神谷くんからメールや着信があった。


だけどそれを無視し続けた。



そんなある日、にぎやかな商店街の片隅で聞き覚えのある声がした。


もしかしてと重い近づいた。



麗央だ。



涙が出そうになるのをこらえていた。


すると後ろから声がした。


「お嬢ちゃんはいくら?」


まぁいいか。


「いくらでも。」


「じゃあ5万でどう?」


「いいよ。」


そう行っておじさんについていこうとした。


―グイッ


誰かに腕を引っ張られた。



「れ…麗央?」


「桃?」


私の右手にはおじさんの手が、左手には麗央の手が絡められていた。


「どこにいくんだ?」


「じゃ、邪魔すんなよー。取引は成立したんだからー。」


「桃。なに取引って。」


「・・・・・・ない。」


「は?」



「麗央にはもう関係ないっ!」


「そういうことだからじゃーねー。」


そう行って私は麗央の手を振り払いおじさんについていった。