君の手。僕の手。


「ありがとぉ!」

昂ちゃんとヒロに送ってもらいバイバイした。


コンビニに入り龍也を探した。

「龍也!」

龍也の隣に行き龍也の背中を叩いた。

「璃香!お前いつきた?」

「今!」

二人の会話は幸せでいつもと変わりのない会話だった…

4人分の弁当を買って外に出た。

「あっちぃー!」

「夏だもん当たり前!」

龍也と手を繋ぎ笑いながら家に戻った。

「あ!」

何かを思い出すようにあたしは龍也を見つめた。

「どした?」

「彩華達…今帰ったら邪魔になるかも…」

「あー…いい感じだった?」

「ぅん…」

「部屋に入らなきゃいいじゃん!」

龍也は笑いながら答えた。



家に着き玄関を開けた。






「…」

二人は見つめ合い苦笑いをした。


家の中には二階からの彩華の声が響いていた…


リビングに入りソファーに座って龍也とくっついた。



「なぁ、璃香」



龍也は頭をなでながら話しかけた。

あたしはわかっていた。龍也が何を話そうとしているのか…


怖くなり寝たふりをした。


龍也が離れるのが怖くて…

寂しくて…

苦しくて…

泣きたかった…。






龍也は寝てフリをしているあたしのおでこにキスをした。



彩華の声が聞こえなくなり静かになった家の中が寂しく感じた…