暗くなって
家まで新が送ってくれた
「またな。結衣」
「ぅん、大好き。愛してるよ」
「おう、俺も愛してるよ」
最後に強く抱き寄せられた
「俺だって行きたくねぇよ…」
初めて見た新の涙
「新泣かないで。」
「…ぅん」
「じゃぁ、ね…」
「じゃあな」
それが最後に見た新の姿だった
あたしに会いに来ようとしてたところ
電車が脱線事故を起こした
生存者0
という希望のない数字が
あたしを突き刺すように
テレビに映し出されていた
家まで新が送ってくれた
「またな。結衣」
「ぅん、大好き。愛してるよ」
「おう、俺も愛してるよ」
最後に強く抱き寄せられた
「俺だって行きたくねぇよ…」
初めて見た新の涙
「新泣かないで。」
「…ぅん」
「じゃぁ、ね…」
「じゃあな」
それが最後に見た新の姿だった
あたしに会いに来ようとしてたところ
電車が脱線事故を起こした
生存者0
という希望のない数字が
あたしを突き刺すように
テレビに映し出されていた

