「じゃ、私が出てく。」 バックを持ち廊下に出た。 もう.. ため息しかでない。 「莉緒さん。どういうことかしら?」 廊下にずらりと並ぶスーツを着た男たち。 「見て分からないの?沙蘭を逃がさないためだよ。」 絶対殺してやる。 今なら逃げられるかな。 なんてバカなことを思った沙蘭は廊下を走りだした。 のも束の間。 数人の男たちに取り押さえられた。 「放しなさい!!パパに言い付けるわよ!!あんた達なんてクビよ、クビ!!!」