ただ逢いたくて…




「あっ!詩音」

嶝輝が私達に気付いた。

満面の笑みで向かってくる嶝輝にたいして、

時馳君はなんか悩んでいる…。

「嶝輝って、陸上部入るの?」
「どうしようかな…。海罹は?」

「…。あのさ…。」

…???

みんなハテナマークになった

「なんだよ?どうした海罹」

なんだか思いに思い悩んで、

「しっ…。」

「し…?」


みんなますますわけがわからない。


「詩音は陸上部に入るのか…?」

ボソッと呟いた。

「えっ…?」

私ですか…!?

「あっ。いや、少し気になったから」

「私は陸上部にするつもり」

そう伝えると