ただ逢いたくて…




一日の授業が終わって

部活見学が始まった。

部活に励む先輩達かっこいいなぁ…。


「詩音!陸上部いるよ」

「あっ。本当だぁ」


近づいていくと、私達以外にも沢山の生徒がきていた。


その中に…。

「あっ。時馳君だ」

愛瑠が目を輝かせている。

「隣にいるのは、嶝輝…?」

嶝輝【とうき】は私の幼なじみ
隣の家に住んでるんだ。

「なんかあの2人仲良いんだね」

愛瑠が驚きながら言った。


時馳君…。陸上部入るのかな。
一緒の部活だったら嬉しいけど…。