ただ逢いたくて…




ジリジリ―


携帯の目覚ましが鳴り響く。


「っ…。あれ…?」

なんで私…?

リビングなんかにいるんだろう

…。

「あっ。昨日あのまま考えながら寝ちゃったんだ…。」


学校行かなきゃ。

でも、なんだか体が重い。

だるさを感じながらも

なんとか用意して学校へと向かった。



「詩音おはよう!」

教室につくと、愛瑠がいつものように迎えてくれた。

私は愛瑠の笑顔大好き。

私まで元気になれるんだもん。

「おはよう愛瑠。」


「今日さぁ。部活見学あるじゃん?」

忘れてた…。

「何部にしよう…。」

「えっ!?詩音まだ決めてないの??」

「うーん。私的には陸上部がいいかな…。」

「そっか!詩音足はやいしね」

「そんなことないよぉ。
愛瑠は?」

「私はテニス部!!」

「愛瑠ぽいわぁ」

「でしょ?」

そう言って愛瑠が笑った。