ただ逢いたくて…




そんなのおかまいなしに、愛瑠は上機嫌で歩いていく。

そのあとも、たくさん話してやっと家についた。

「じゃあ。また明日ね」

「うん。バイバイ愛瑠」




一人になって、改めて思い出す…。

時馳海罹…。


なんでかな

どうしてこんなに君が気になるんだろう…。

吸い込まれそうな青い瞳。

でも、私を見つめる瞳があまりにも優しくて…。

どうしてそんな瞳をするの?


こたえを教えて…?


この問題。

私には解けないみたいだから…