太陽が沈みかけ 一日が夜にかわる頃。 俺は自分の部屋の窓を開けた。 風が心地好い。 柚咲詩音…。 なんでこいつがこんなにも気になるんだろうか。 空を見上げる横顔。 あたたかい笑顔。 全てが頭から離れない…。 「もう。なんなんだよ」 ただハッキリとしているのは、 早く詩音に逢いたいということ…。 「ってか、いきなり詩音なんて呼んじまった」 ちょっと図々しかったか?