家に着くと見上げた空の部屋には電気がついていた




やっぱり・・・聞かなきゃダメだよね。

とりあえず空のとこ行ってみるか



一度入りかけた玄関をでて

空の家のインターホンを押した




「あら、寧々ちゃんおかえりなさい。」


「ただいまおばさん。空いる?」


「いるわよ。部屋いってごらん。」


「ありがと。おじゃましまーす。」



トントン




「空?」



ガチャ


ドアが開いて空が顔をだす


「寧々。どうした?」



「あ、うん。ちょっと聞きたいことがあって・・・」



「あぁ。じゃぁ飲み物とってくるから入ってて。」


「うん。」


「寧々はビールでいい?」


「うん。」



部屋に入ると静かにドアが閉まった




”あ・・・”


ベッドを見ると思い出してしまう



ここに来るの

あの日以来だな・・・



ドアが開いて空が戻ってくる



「何突っ立ってんの?」


「あ。」


慌てて床に腰を下ろした



手渡されたビールをあけて一口飲む


「で、聞きたいことって?」


「あ・・・うん。」


どうしよう


なんだかすごい緊張してきた


でもリカのことだもんね?


あたしが緊張することなんてない



そうだ


ドキドキするなんておかしい。



「寧々?」



「あのね!」



「うん。」


「リカが・・・空のクリスマスの予定知りたいって。
メールしたけど返ってこないから聞いといてって言われたんだ。」



「あぁ・・・」


「なんでメール返さなかったの?」



ねぇ


なんで?