校長先生の話やら、生活担当の先生の話やらを、
右から左に聞き流していると、あっというまに終業式が終わった。
教室へ戻ると、大量のプリントを配られた。
これ全部、冬休みの宿題か…。
受験生だからかな。
それでも、この量はないんじゃないの。
反論しても、何の役にも立たないんだけど。
この宿題の量も、和真も。
全部訳分からなくて、ちょっとイラついてた。
呼ぶ出すくらいなら、さっき言えばよかったのに。
大した用件でもないんだろう。
大体、やることがいつも大袈裟なんだよ。
はぁ…。
あれこれ考えていたら、自然にため息がこぼれた。


