いじわるなサンタさん



頬を少し赤くしながら、優しく笑う和真がいた。


その笑顔は無邪気だけど、凄くかっこよくて。

見ているだけで、心臓がキュンって恋の悲鳴を上げた。


しかも、イルミネーションの光にも照らされていて、笑顔が新鮮に見えた。



「お前って結構直球だよな」


そう言いながら見せた笑顔は、子供っぽくて可愛かった。


握られていた手に、力がこもると、和真が周りを見渡した。



「どうしたの?」


そう問いかけてみても、返事はなくて、ただ周りを見渡していた。


何を見ているんだろう?

あたしもキョロキョロしてみるけど、特に何もない。


んん?

何かあったのかな。



『何もないじゃん』

そう言おうとして、和真の方を向いた。






あたしが顔を上げると同時に、和真の唇が触れた。



──えっ…?