いじわるなサンタさん



あたし、幸せだよ…。



今日の朝は、本当にびっくりしたけど、こうなる運命だったのかな。


学校をサボって、二人で遊園地に来て。

いっぱい遊んで、いっぱい笑って。

そして最後は、こうやって、抱きしめあう。


これが、ずっと前から神様が決めてたことなのかもしれないね。



「和真、大好きっ」

「俺も。絶対離さねぇよ」



この力強い言葉が、あたしにどれだけの嬉しさをくれたか。




「離したら、承知しないんだから!」


あたしばっかりこんなにドキドキしてるのは、ちょっと悔しかったから、強気な言葉も出してみた。


和真は笑って、優しく頭を撫でてくれた。



「よし。帰るか」


体を離すと、あたしの右手をとって、歩き出した。

さっきまでの距離と、今の距離は全然違う気がする。

それだけなのに、嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。


恋って、こんなに楽しいんだね。

こういう感情を知れたのも、和真のお蔭だよ。



和真。
思い出に残るクリスマスイブを、どうもありがとう。



神様。

いじわるで優しい彼氏を、本当にどうもありがとうっ!