コンコン
「どーぞー」
いつもの巧の声が聞こえてきた
「た…巧!!」
あたしは全力疾走で走ってきたから
声が途切れた。
そして、息を整えて
「あたしのこと忘れたんじゃないの?」
あたしは質問した
「忘れてねーけど?」
「え?だって…日和さんが…」
「!?日和に会ったのか??」
「うん、一週間前ぐらいに…」
「なんか言われたのか?だから見舞いに
来なかったのか?」
「え?うん…」
あたしは巧のほうを見て
「日和さんはあたしに、あたしのことを
巧は忘れたって…会いに行かない
ほうがいいって…((泣」
あたしは泣きながら答えた