「本気で言ってるの?」
「うん。初めて会ったとき、
余命が告げられたの…
めっちゃ悲しくてさぁ…
絶対立ち直れないって
思ってたけどあつとぶつかって…」
あたしは一度、間を置いて
「気付いたんだ…運命はあるのかな?
って…信じてみようかなって…」
あたしは涙目になりながら話した
すると淳はあたしの頭を撫でてきた
そして…………
「俺も…その日、宣告されてよ…
情けねーけど、すっげー落ち込んで…
したら涼風にぶつかって…
涼風なら俺のこと思ってくれそうで
軽いって思われるかもしんないけど
一目惚れしたんだ…」
あたしは淳のほうを見た
「あたしも好きなんだよ…」