踊れ その果てで



 戒は無言で動かなくなった男の胸からナイフを引き抜き、まだ呻(うめ)いているもう1人の男を見つめた。

 銃弾が当たった場所は致命傷だろう、流れる血を一瞥しそこから立ち去った。

 しばらく歩いて腕時計をちらりと見ると、あと30分は残っていたが、視界に見えるドアに向かって足を進める。