両足の太ももにレッグホルスターでリボルバーを2丁、腰には背後にバックサイドホルスターにオートマティック拳銃P226を2丁。

 そして、ショルダーホルスターの左脇にデザート・イーグル1丁を仕舞っていく。

 刃物はいつものように、美しい波形のクリスダガーだ。

「また新しい武器かい?」

 戒の右の腰にぶら下がっている武器を見つけて、青年は嬉しそうに問いかけた。

「警棒?」

 首をかしげている青年の目の前で、その30㎝ほどある棒状のものを手に取り正体を示す。

 金属音を響かせ、それは1m50㎝ほどに伸びる。

「! 棍(こん)か」

 戒はそれを2~3度振り、元に戻す。

 いつもよりカートリッジと武器の数を増やし、牧場に向かった。