「し、知りません!ミラ様がいないのですか!?」 ジゼルの声に怯えながらも答えるルナ。 「いないからこうして来ているのだ。」 ジゼルはそういい残してルナの部屋を後にした。 執事を置いていくのはありえない。 じゃあどこだ? この結婚は、俺とミラと城内のものしか知らない。 一つため息をついて再び探し始めるジゼル。