『我々一同、ミラ様のお口に合うような料理をたんと作りますのでこちらこそよろしくお願いします。』 料理長が代表して言う。 それに続いて コック達が『よろしくお願いします。』という。 「お忙しい中すみませんでした。 それでは、失礼しました。」 微笑みながら厨房から出て行くミラに コック達はすぐにミラを好きになった。 次は使用人がいるであろう部屋に1つずつ丁寧に挨拶をして回った。 こうして、たちまちミラは城の人に歓迎され、 愛されたのであった。