FLOWER PRINCESS



部屋の置くには大きな窓。

そこからは小さな花畑が見える。

「本当に来てしまったのね…。」

寂しく呟き、

部屋をあとにした。

噴水に向かったミラ。

「これから、お世話になるわね。」

バラにそっと囁く。

『ミラ様、元気を出して?いつでも私とこの子が見守っていますから。』

風に乗って聞こえる優しい声。

「ありがとう。あなたたちのおかげで元気が出たわ。」

微笑むミラ。