門の前でルナが待っている。 そこまで向かい、1度振り返る。 18年間暮らしてきた家。 たくさんの思い出が詰まったステキな家。 さようなら。 少しだけ、お別れね。 お父様にも会いたかったわ。 ミラの父は外交官として他国にほとんど行ってるため中々会えない。 「ミラ様、どうぞ。」 ルナが馬車のドアを開ける。 ミラは馬車に乗り込んだ。 ドアを閉められ、動き出す馬車。