その行動に不覚にも胸が熱くなるミラ。

なんなのよ…この感覚…。

「あっ、忘れてたけど今日からミラはここに住んでもらうからね?」

「はっ!?」

「勿論、ミラの執事もここに住めばいいよ。

でも、俺とミラは一緒の部屋だからね?」

ちょっちょっ!!

なんで一緒の部屋にならなきゃいけないのよ!

ましてや昨夜の舞踏会で初めて会った王子と!

出会ってからまだ1日も経っていないのにありえなさすぎるでしょ!

結婚自体が最もありえなさすぎるものだけども…。