そっと風が吹き、木々が揺れている。 時々聞こえる鳥のさえずり。 とても癒される。 『ミラ様、到着しました。』 いつの間にか城のエントランスについていた馬車。 「ありがとう。」とお礼を言って降りる。 『ミラ様、どうぞこちらへ。』 男の人に案内されて城内に入る。 あら…王室ではないのかしら? 王室の前を通り過ぎるミラ。 その後、何度か角を曲がり、ようやく男の人が止まった。