カイラの家は野菜や果物を売っている。 お店と家が繋がっている。 『ミラ?』 「カイン?」 呼ばれて振り返ってみるとカイラの兄、カインが自転車に乗っていた。 「久しぶりだね、ミラ。」 「えぇ。カインは本当に本を読むのが好きなのね。」 ミラの微笑みに顔を赤くするカイン。 「そうだね。本はいろんなことを教えてくれるし。」 「カイン、よければ今度私の家に来て?本がたくさんあるの。きっとカインも気に入る本がたくさんあるはずだわ。」 「本当?ありがとう、ミラ。」 「いいえ。楽しみにしてるわね。」