FLOWER PRINCESS



「ミラさん、よろしくね。」

「はいっ!それではまた。失礼します。」

お辞儀をして、会議室から出た。

ルナは、途中から来たが、今は馬車を取りに先に行ってしまった。

来た時と同じ道を進むミラ。

角を曲がった瞬間、誰かに腕を掴まれ部屋に入れられる。

何が起きたの!?

いきなりのことで頭はパニック状態。

「ふぅ。よかったよ。先にキミが出て行かなかったから。」

この声は…

王子じゃない!